前節の清水戦は、山本真希にとって古巣戦だった。地元出身でもある彼を応援するために、試合当日には川崎Fサポーターだけでなく、山本の後援会の人々もスタンドから声援を送っていた。勝利を飾った山本は試合後に安堵の表情を浮かべながら「フロンターレのサポーターがたくさん来ていて、あれだけ大きな声援を送ってくれてありがたかった。個人的な応援団も100人ぐらい来てくれた。地元ならではのことなので、本当に感謝しています。頑張らなきゃと思っていたので、本当に勝ち試合を見せることができてよかった」。試合前には後援会会長がフロンターレサポーターの前で拡声器を借りて山本の応援を呼びかけていたという。あらゆる人々のサポートと支えがあった、山本の凱旋試合だった。
(川崎F担当 西川結城)
2013/05/08 18:15