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　14日に加入が発表された重松健太郎選手に続き、18日にはフェルナンジーニョ選手の獲得もクラブから発表されました。ただ、フェルナンジーニョ選手はすでに11日からチームに合流しており、15日の練習試合にも出場。Jでの実績（G大阪や清水、京都、大分、仙台でプレー）も確かなこのブラジル人助っ人は、さっそく今節・千葉戦での“甲府デビュー”の可能性も高まっています。重松選手に続いて、フェルナンジーニョ選手の声もお届けします。

──甲府に加入したが?
「日本に戻ってこられてうれしい気持ちでいっぱい。またこの国で生活することで、またいろんな経験ができる。その喜びがいっぱいで、本当にうれしいよ」

──日本は好き?
「かなりと言っていいぐらい好きだ」

──昨年のブラジルでのプレーはどうだった?
「ひさびさに自分の国へ帰って、ブラジルのリーグでプレーした。6カ月間ブラジル選手権を戦ったが、そこで優勝することもできたし、自分にとっては良い経験になった。ただ、また日本に帰ってこられてうれしい気持ちでいっぱいだし、あと10年ぐらい日本でプレーできたらいいね」

──ブラジルで優勝したのは?
「サンパウロ州選手権の1部。相手はブラガンチーノ。州選手権ではベスト4までいけたチームの試合があるんだけど、そこから下のチームは新しいリーグ戦が始まって、そこで優勝することができた。最終節の前にサントスに負けて、ベスト4に入ることができなくて、その下のリーグ戦へ行って優勝することができた。5月12日が最終戦だったんだ」

──ブラジルでは最後の試合でゴールを決めたそうだが?
「2得点を決めたよ。日本でも初戦は同じように得点を奪いたいね」

──甲府の印象は?
「町田（7月8日、第23節）との試合を見たけど、クオリティーの高いチーム。特に得点ランクのトップを走っているダヴィもいるので、自分が入ったらダヴィへいいパスを送れるように、ダヴィがもっと点を取れるように、チームに貢献できるように頑張りたい」

──甲府は清水時代のフェルナンジーニョ選手にやられていたが?
「エスパルスのとき以上のプレーを見せることが最高の形だと思う。それをできる自信はある」

──あらためて、自身の持ち味は?
「スピード、ドリブル、得点能力の3つだ」

──シーズン途中の加入は問題ない?
「難しさはないと思う。09年に在籍した大分のときも夏からだった。ただ、J2でプレーしたことがないので、そこは心配がある。でも問題なくプレーできると思うよ。早くチームに慣れるように自分も努力はするし、周りも気をつかってくれている。やるべきことはしっかりとやりたい」

──甲府で練習してみて。
「クオリティーの高い選手はたくさんそろっている。パスもうまいし。自分のスタイルを考えれば、プレーしやすいと思う。ハッキリ言うと、（日本で加入した最初のクラブである）G大阪に入団したときよりもいまのほうがモチベーションは高いんだ。自分のスタイルはみんな分かっていると思うし、ブラジルに行っても同じスタイルでやっていた。こっちでもきっと同じスタイルでプレーすると思うので、期待していいよ」

──日本の何が一番好き?
「ウドン。冗談で全部好きだよ。奥さんを連れて、いろんな観光地に行ったり、富士山に行ってみたい気持ちもある。あとはサファリパークも近くにあるので行きたいね。動物が好き。白いトラを飼いたいぐらい（笑）」

　プライベートでも甲府を謳歌する準備を着実に進めているフェルナンジーニョ選手。肝心のピッチでの役割について城福監督は「人を使って効果的なプレーをしていく選手だと思っている。もちろん、その中には個人で行くということもあるが、個人でしかけるというところは、よりそうしたほうがいい場面でそうするのであって、人を使ったほうがいい場面であれば人を使うことができる。われわれの、人とボールが動くスタイルにより拍車がかかると思っている」とコメント。日本をこよなく愛す男のプレーに注目です。