11日から横浜FCの練習に参加中の乾達朗(ウォリアーズFC/シンガポール)に、今季同じチームでプレーした戸田和幸の引退について聞いた。
乾と戸田は、この一年を毎日一緒に過ごし、「面倒をみてもらった」という間柄。乾によると「普段はおっとりしているけど、サッカーには厳しい。そのギャップが魅力」らしい。
「レベルの低い国に来ても、一切妥協しない。どんな日でも、何を言われてもしっかり仕事をこなしていた。常に、『いま何ができるか』を考えていた」
そんなプロ意識の高さを見せ続けた戸田は、乾にとって「一番影響を受けた人」。さらに乾は「『まだできるんじゃないか』と思うときがあるらしく、『それも悔しい』と言っていた」という、戸田の秘話を明かしてくれた。最後は「戸田さんのそばでやらせてもらったこと、感謝しています」と結んだ。
ベスト11になるなど数々の個人賞も獲得してきた乾だが「シンガポールを出ると決めてきた」。東南アジア各国からオファーがあるというが、日本国内への移籍も含めて、来季の所属先を探している。
横浜FCの選手名鑑(クラブ公式サイト)
(横浜FC担当 田中直希)
2013/11/16 16:37