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　三浦泰年“選手”の眼には、4歳年上の選手がまぶしく見えた。79年日本開催のワールドユース選手権。ディエゴ・マラドーナが大会MVPを獲得した大会で、鈴木淳“選手”は日本代表として活躍。『東北の星』と書かれた横断幕の名に恥じず、鈴木“選手”は華麗なダイビングヘッドで対戦相手のゴールを脅かす。

　三浦選手はその「憧れの選手」のワンプレー、ワンプレーに心を奪われた。それから20年以上の時を経た2000年初頭。JFAインストラクターの鈴木淳とB級ライセンス取得を目指す三浦泰年が邂逅。三浦の指導実践を見た鈴木は「指導実践は完璧だ」との評価を下したという。

「練習中に何度も同じ失敗をしている選手に『また同じミスをしたらグラウンドから出すぞ!』と言ったことがその評価につながったようだ。それはいまヴェルディで実践していることと変わらないんだけど」。

　憧れの選手だった鈴木の好評価に、三浦は相好を崩した。（文中敬称略・本文と写真は関係ありません）

東京Vの選手名鑑（クラブ公式サイト）