「前半はシュートの意識が足りなかった」と自戒するのは、小川慶治朗。
前節・長崎戦での無失点勝利を喜ぶ一方で、攻撃陣の一人として、強く残った反省を口にした。「今まで強引にいってピンチになっていたのもあって、強引に行くことを恐れていたかもしれない。押し込んでいるのに行けない、あの展開をどうにかしていかないと」と、積み重ねるトレーニングの成果を、試合で表現することの大切さを指摘した。
さらに、小川は自身が抱える“伸び悩み”についても言及した。それは、「1年くらい通ってるんですけど、半年くらいでめっちゃきれいになった。でも、それから伸び悩んでるんです」という“ペン習字”のこと。そして、「午前で練習が終わったときに行ったら、小学生1年くらいの子がいる。こっち見て『へっ』て」。
周囲を巻き込み“字が汚い”と指摘され続けてきた男は、己に課した大いなる壁に敢然と向き合う日々を送っている。
神戸の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(神戸担当 小野慶太)
2013/06/26 12:10