3連勝に加えて4戦連続でゴールを許していない好調の守備陣。「現状に満足していたら成長はない」と話す長谷川健太監督が、28日の鳥取戦でCBに起用するのが丹羽大輝だ。今季は開幕から第3節までは右SBで先発し続けたものの、本職のCBとしては天皇杯決勝の柏戦以来の先発。「出たいとウズウズしていたと思うので、そういう思いをピッチで出して欲しい」という指揮官の思いとは対照的に丹羽本人は「平常心を保っている。気持ち的には至って普通」と過度には入れ込んでいない様子。19歳の西野貴治が高さを持ち味に台頭してきたが、丹羽の武器はコーチングとビルドアップだ。長谷川監督も特に期待をかける組み立ての起点としての役割について「ガンバらしいサッカーはビルドアップの質が大事になる」(丹羽)と自らのストロングポイントを前面に出すつもりだ。
(G大阪担当 下薗昌記)
2013/04/27 23:16