
27日、埼スタで清水戦が行われるが、DF山田暢久がJリーグデビューを果たしたのは1994年4月27日の清水戦。つまり、同じ日、同じ相手で山田暢はプロデビュー20周年目を迎えることになり、この試合は「Nobuhisa 20th Anniversary」と題され、スタジアムではさまざまな企画が行われる。
これについて山田暢は「光栄なこと」としながらも、「僕より会社の人のほうが盛り上がっている」と言えば、同一クラブで20周年目を迎える初の選手になるにもかかわらず、「ほかのクラブではもっとやっている人もいるから」と意に介さず。また、柏木陽介に「25年まで続けてください」と言われれば、「それは僕じゃなくてチーム次第なので、フロントに言ってください」と突き放した。また、ピッチで居残り練習をする若手を見ながら、「これから20年やるような選手はたくさん出てくるでしょ。みんなうまいから」。そして「僕はすぐに忘れられるから、大丈夫です」と言うと、笑いながら去っていった。
山田暢が仮に引退したとして、すぐに忘れられる選手なのかどうかはここで言うまでもないだろう。それ以前に、20周年目はきっと山田暢にとっては通過点。まだまだ現役で活躍してくれるはずだ。
(浦和担当 菊地正典)
2013/04/25 20:21