第8節の千葉戦は白熱の好ゲームの末、スコアレスドローに終わった岡山。指揮官をはじめ、多くの選手たちが千葉戦を「勝ち点3が取れた」と悔しがったが、MF千明聖典は「上とやっても通用するって証明できた」と確かな手ごたえをつかんでいた。
ただ、千明の目線は“天敵”と認める次節・京都との対戦へ向かっている。昨季の対戦で強烈なインパクトを受けて「あそことはもうやりたくない」とうなだれた千明は、ことあるごとに「京都より強かった」、「京都ほど強くない」などなど、京都を一つの物差しにしてきた。
「(昨季京都に所属していた)チョン・ウヨンと中村充考がいないのはでかいけど、あのチームは本当にうまい。京都戦は本当に山。カレンダーを見ていつも嫌だなと思っていたけど、ついに来た」と話して京都戦に挑む千明だが、「内容どうこうよりも勝利がほしい。勝てばチーム的にも大きな自信になる」と、京都越えを狙っている。
(岡山担当 寺田弘幸)
2013/04/15 20:29