7月8日、明治安田J1第20節・川崎Fvs横浜FCの試合前に『日越外交関係樹立50周年 川崎フロンターレベトナム事業 川崎フロンターレ×JICAベトナム連携事業説明会』が行われた。
この連携事業は、JICA(国際協力機構)とJリーグによる共同事業『SDGs及び社会課題に挑むスクール事業の海外展開―ボールでつなぐ、人、まち、信頼―』の一環。Jリーグが日本国内で推進している社会・地域貢献の事業モデルは開発途上国(ベトナムは中進国とも言われる)にも展開可能か、調査及びパイロット事業を実施することを目的としている。川崎Fはすでに2013年からベトナムで活動を進めており、『健康推進事業』として現在も地域活動で行っているサッカースクール事業、ポールウォーキングや陸上教室など試みをベトナムで実施するほか、『ベトナム語版 川崎フロンターレ算数ドリル』を作成してベトナム国内及び日本在住のベトナム人への提供を検討していくという。
JICAの橘秀治事務局長(写真左から2人目)は「健康増進、平和構築、民族融和といったJICAの活動を、スポーツを通じて促進していきたい」と話した。
すでにパイロット活動はベトナム国内で3回活動しており、今後も9月、12月と2回の活動を予定しているという。「ベトナムだけでなく、Jリーグがアジアにとって欠かせない存在になっていけるようにしたい」とJリーグ事業本部海外事業部の大矢丈之氏(写真左端)も期待を寄せた。
文・写真:田中直希(エル・ゴラッソ川崎F担当)
(川崎F担当 田中直希)
2023/07/08 18:12