「先発で出れば点を取れる」。そう豪語してきた町田のチョン・テセは、有言実行を果たし、目下2試合連続先発出場で2戦連続ゴール中。それでも、百戦錬磨のストライカーは「まだまだ物足りない」と話し、どん欲な姿勢を崩さない。
町田は18日にホームで相模原とのダービーマッチを迎える。相手の相模原には「新人研修が一緒だった」という藤本、川崎Fで約半年間、チームメートだった稲本がいる。ちなみに稲本とは、お互いの誕生日にLINEメッセージを交換し合う仲だという。
なお、開幕を約1週間後に控えた東京五輪については、清水でチームメートだったDF立田悠悟が代表メンバーに入れず「悲しかった」。そして五輪代表で個人的に注目している選手として、上田綺世の名前を挙げ、こんな称賛の言葉を口にした。
「オフ・ザ・ボールの動き、裏取りもうまい。シュートのセンスもある。足元はあまりうまくないなど、不器用な部分はあるけど、FWとしての能力が抜群なので、めっちゃ好き。五輪で活躍してフィーバーしてほしい」
同じストライカーとして、通ずるものがあるのだろう。チョン・テセは五輪代表のストライカーへ、熱いエールを送っていた。
(町田担当 郡司聡)
2021/07/17 06:32