11日、C大阪は、MF福満隆貴がJ2水戸へ期限付き移籍すると発表した。(期間は7月15日から20年1月31日まで)
「強い覚悟を持って決めた。水戸さんに『来てくれて良かった』と言ってもらえるパフォーマンスを見せたい」と決意を語る福満。その一方で、「すごく悩んだ。セレッソのことは本当に好きなので」と葛藤があったことも明かす。その上で、「人生一度きり。より必要とされるところで力を発揮したい」と移籍を決断した。
C大阪での2年半を振り返り、「なかなかコンスタントに試合には出られなかったけど、今までのサッカー人生の中で一番、濃かった。刺激も受けた。もっともっとサッカーうまくなりたい、と思わせてくれる時間だった」と語る。
試合に出られない状況が続いた時も、努めて明るく振る舞い、チームを盛り上げていた福満。「チームでプレーする以上、自分が落ち込んでも、チームにいい影響は与えない。空元気だとしても、出ても出なくても、常に声を出して盛り上げてきた。それはどこへ行っても変わらない。そうすれば、いいことがある」と自身の“モットー”とも言える心構えを話す。
これまでも、平坦な道ではなかった福満のサッカー人生。再び岐路に立つことになったが、「求められている」水戸で活躍することが、その先のサッカー人生にもつながっていく。
(C大阪担当 小田尚史)
2019/07/11 18:19