7日、U-20W杯に臨むU-20日本代表メンバーが発表され、C大阪から茂木秀と瀬古歩夢、来季のC大阪加入が内定している桐光学園高の西川潤が選ばれた。
非公開で行われた練習後に取材に応じた瀬古は、「自分自身、(ケガで)U-17W杯には出られなかったので、この大会にかける思いは強かった。選ばれたことをうれしく思う。今後のサッカー人生で、『U-20W杯に出てよかった』と思える日は必ずくると思うので、この大会で得る経験をしっかりと糧にしたい。ベスト16という前回大会を超える結果を出したいし、できるだけ勝ち進みたい」と意気込みを話した。
また、飛び級という形で選ばれた西川も、「選ばれて素直にうれしい。より身が引き締まる思い」と武者震い。「(昨年12月に行われたU-19日本代表の)ブラジル遠征に呼ばれたころから、よりU-20W杯に出たい思いは強くなった」と明かし、「世界でも注目される舞台なので、自分のよさをアピールしたいし、ゴールやアシストなど、チームを勝たせる結果を残したい。海外のリーグで活躍している選手もゴロゴロいると思うので、そういった選手たちと対戦できるのは楽しみ」と本大会に思いを馳せた。
7日はC大阪U-23がオフだったため、茂木秀の取材対応はなかったが、チームをとおして、「日本を代表して戦えることをうれしく思います。これまで支えてくれた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。U-20代表としてはもちろん、セレッソ大阪の選手としての自覚と責任を持って戦いたい」とコメント。GK陣では、大迫敬介(広島)が6月のコパ・アメリカでのA代表初招集が見込まれ、U-20代表の招集を見送られた。谷晃生(G大阪)も左肩関節の脱臼により今回はメンバー外。茂木は、3番手から一転、正GKを務める可能性もある。
また、西川にとって茂木は桐光学園高の3学年先輩にあたる。「直接年代は重なっていませんが、兄が(茂木の)親友で、僕が中学生のころ、よく家にも遊びにきていました」と意外なエピソードも。当時から茂木は高身長だったそうで、「デカいのでジャマでしたね(笑)」と冗談めかしつつ、「喋りやすいですし、一緒にW杯に臨めるのは頼もしいです」と世界での“共闘”を誓った。
(写真左:西川潤/写真右:瀬古歩夢)
写真:小田尚史
(C大阪担当 小田尚史)
2019/05/07 19:25