12月12日、J2の讃岐を契約満了になっていたMF渡邉大剛が、千葉県内でのJPFAトライアウトに参加。7対7のミニゲームや11対11のフルコートでのゲームでは、右サイドMFとして出場した。11対11のゲームでは最終ラインの背後へ抜け出した平石直人へ浮き球のパスを通し、終了間際には大石治寿とのワンツーからゴール前へグラウンダーのクロスを供給するなど、チームの攻撃を循環させる持ち味を十分に発揮した。
J2のシーズン終了後は、讃岐の若手選手とともにコンディション調整に励み、トライアウトでベストなパフォーマンスを発揮できるように準備してきたという。「ケガなく終えられたし、楽しくやれたので、いまは清々しい気持ちでいる」と渡邉。自身の希望カテゴリーはJ2以上で、渡邉本人は「プレーできるチームがなければ続けられないけど、まだまだ現役でやれると思う限りは、最後までもがいていきたい」と話している。
Jリーグ通算で397試合に出場した“経験値”は、この日の参加者の中でもトップクラスの実績。「ゲームの流れを読む力や、ベテランと若手を融合させる橋渡し役になることとか、チームに還元できることはあると思う」とは本人の弁である。そうしたベテランならでの“経験値”は、必ずやチームの助けとなるに違いない。
写真:郡司聡
(町田担当 郡司聡)
2018/12/12 16:51