2日、横浜FMはアンジェ・ポステコグルー監督が来季も続投することを発表した。
横浜FMは今季最終戦を終えた翌日、ミーティングを行ってチームは解散。その後、報道陣の取材に応じた黒澤良二代表取締役社長が「来年も指揮を執ってもらうということをクラブとして決定した」と明かした。
ポステコグルー体制1年目の今季、アタッキングフットボールを掲げたが、ルヴァンカップで決勝に進んだもののタイトル獲得は叶わず、リーグは順位こそ12位ながらJ1参入プレーオフ出場権の16位・磐田と同勝点の41に終わった。
黒澤社長は結果について「非常にがっかりしている。でも事実は事実で、これが実力であれしか出せなかったということ」としながらも、「とにかく新しい魅力あるサッカー、人々に感動と笑顔を与えるサッカーを目指してきて、それは私も含めて一般的にみなさんに受け入れてもらえると思う。いまは道半ば。彼の経験なりもっている能力を信じて、これからよくなっていくと信じて続投を決めた」と続投の理由を説明した。
また、来季については「結果は求めるが、結果とプロセスと両方求めたいと思っている。ただただ守って蹴り出して1−0で勝つみたいなことはやりたくない。ファンの方がそれでも勝ってほしいと言えば求めたいと思うが、ジェネラルにはアタッキングサッカーで勝っていくということで結果を求めたい」と話した。
一方、ポステコグルー監督は「どういうチームになるかを見せられた試合はあったと思うが、結果を見ると残念なシーズンで成功をもたらすことはできなかった」と今季の成績を悔やみながらも、来季については「もちろん成功をもたらさなければいけないということでは非常に強い決意をもっている。このクラブは14年間、リーグ優勝していなくて、5年間トロフィーを獲っていないことを考えると、その成功をクラブにもたらすことが大事だと思う」とタイトルを目標に戦うことを誓った。
(横浜FM担当 菊地正典)
2018/12/02 18:29