前体制時にはチームキャプテンを任されながらも試合から遠ざかる日々が続いたが、監督が交代したことで状況が激変。「監督のスタイルによって試合に出る、出ないは選手の個人個人の特徴によってもちろんあると思うけど、以前の監督のときはやることが非常に曖昧なところもあって、試合に出られない理由、使われない理由がはっきりしない中でもどかしさはあった。ただ、監督が代わってやりたいこと、やるべきことはすごくはっきりしてきたし、自分の役割もはっきり見えていると思うので、自分がその都度チームのために何ができるか考えた上で行動したい」と試合への意欲を示し、チーム状態についても「サッカーもそうだし、チームの雰囲気もすごくいい風に変わっていると思うし、非常に前向きにやっている。われわれのチームに足りなかったところをしっかり健(岩瀬監督)さんが把握して、11人の役割もはっきりしてきたのでそれぞれの役割が明確でやりやすいようになっている」と語る。
それと同時にJ1残留に向けて絶対に勝たなければならない中で迎える古巣戦については「セレッソも個人個人の能力が高くて素晴らしい選手が多いので、難しいゲームになると思うけど、ゲームの重要度、捉え方としては相手よりも我々のほうが負けられない、勝つしかない状況なので強いと思う。個人的にはいい試合をして勝ちたいのが1番。それプラス、セレッソのサポーターにはいい思い出があるのでいい姿を見せたい気持ちはあると、いろんな感情が入り混じっている感じ」と素直な気持ちを吐露しながらも、「ヨーロッパにいたときも降格は経験しているけど、あの時を思い返せば後悔も非常に多かったので、2度と経験はしたくない。いまの現状はわれわれがやってきた結果だと思うので、現実をしっかりと受け止めた上でしっかりと勝ちにいきたい」と覚悟を示す。
「1%でも10%でも(J1残留の)可能性があるのであればサポーターのためにも最善を尽くすべきだと思う。残り2試合、われわれが勝った上で奇跡と言えるような可能性かもしれないけど、自分たちとしては2つしっかり勝っていい結果を待つだけ」
黄色の15番の左足に柏の命運はかかっているかもしれない。
(柏担当 須賀大輔)
2018/11/22 18:48