東京Vとの『東京クラシック』を2日後に控えた町田は11月15日、市内でトレーニングを実施。2日前恒例の紅白戦などを消化し、最終節に向けた準備を着々と進めている。現在のチームは、半年以上ゴールから遠ざかっていたドリアン・バブンスキーが2試合連続でゴールを決めるなど、日替わりヒーローが出現する好循環の渦中にある。チームを率いる相馬直樹監督も「試合前日まで競争が続くのは良いこと」と話し、現在のチームの競争力を歓迎している。この日の紅白戦でも局面では激しい球際の攻防が繰り広げられるなど、最終節のピッチに立ちたいという意欲にあふれた選手たちが必死にアピールする姿は印象的だった。
なお、クラブは現在、最終節に向けて『野津田満員計画』を展開中。トップチームを預かる身を代表して、指揮官はこう言って、野津田への来場を呼びかけている。
「僕が選手たちに無理しか言っていない中、ここまで戦い抜いてくれた選手たちを、満員のスタジアムで、そんなしびれる空間で戦わせたいですし、選手たちが自然と戦ってしまうような状況を、みなさんで作っていただけたらうれしいです。またそういう中でわれわれが78というポイントに到達し、他会場の結果を待つ、そういう状況になれるように、一緒に戦ってください」
満員の野津田で最終節をーー。それが、常に選手たちへのリスペクトを欠かさない指揮官の願いでもある。
写真:郡司聡
(町田担当 郡司聡)
2018/11/16 11:59