前節、敵地での愛媛戦に勝利したことでJ2制覇の可能性を残したまま、町田はホームでの最終節を迎える。そして最終節を3日後に控えた11月14日、チームは1日のオフを経て、東京Vとの『東京クラシック』に向けての準備期間に入った。
「特に最終節の前だからと言って、何かを変えたり、特別なことはしていない」と土居柊太が話すように、チームは平常心のまま、準備期間初日のトレーニングを消化した。3位の町田は目の前の東京Vに勝った上で2位・大分、首位・松本の結果次第では「何かが起こる」(井上裕大)。まずは東京Vを撃破することがJ2優勝への条件の一つであるため、チームはこれまでどおり、“一戦必勝”のスタンスを崩していない。
なお、クラブは優勝の可能性を残しているホーム最終戦を前に、『野津田満員計画』を発足。2016シーズン開幕戦・C大阪戦以来となるホームゲーム・1万人越えを目指している。前節・愛媛戦の1アシストでシーズン17個目のアシストを記録した平戸太貴は、同プロジェクトを受けてこう言った。
「チームは優勝争いもしているので、非常に面白いゲームになると思う。見にきてくださった方々が何かを感じ取ってもらえるような試合をしたいし、まずはたくさんの方々に野津田へ来てほしい」
今季、チームを上位へとけん引してきた“アシストメーカー”は、一人でも多くのサッカーファンに、野津田来場を呼びかけていた。
写真:郡司聡
(町田担当 郡司聡)
2018/11/14 19:37