11月10日は日本航空高と帝京第三高が激突する山梨県の選手権予選決勝(12:05KO@山梨中銀スタジアム)。甲府には日本航空OBの荒木翔(日本航空高→国士大、写真左)と籏崎慎司(日本航空高→日本ウェルネススポーツ専門学校、写真右)がいて、MFの荒木は「何度か練習に顔を出しましたけど、今年の航空はまとまっているから勝つと思いますよ」と予想。選手をサポートする副務で荒木の1年後輩の籏崎は、「2-1で航空」と具体的だ。
日本航空高は、勝てば6年ぶりの選手権出場となるが、6年前は荒木が高校2年、籏崎が1年でともにスタンドから応援していた。その翌年、荒木が高校3年時の山梨県予選決勝は今回と同じカードで航空は敗れている。荒木は「(帝京第三の)相良(和弘)監督はいろいろ考えているし、武器を持ってるからなぁ」と言いつつも、「俺が3年の時以来の決勝なんで勝って欲しい」と航空愛があふれた。
今季、リーグ戦はベンチ入りのみ、ルヴァンカップは4試合出場とプロ1年目から飛躍とはいかなかった荒木だが、シーズン終盤の紅白戦では正確なキックやキレのいいドリブルで存在感を高めており、母校の選手権出場と躍進を自身の来季の飛躍の刺激に加えたいところだ。
「選手権出場が決まるとOBとしては差し入れとかするの?」と聞くと、荒木は「必死でOBからお金を集めます」と宣言。2人とも当日は練習があって応援に行くことは難しいが、日本航空の仲田和正監督は心強いはずだ。
写真:松尾潤
(甲府担当 マツオジュン)
2018/11/09 21:42