山口のホーム最終戦は、元監督・上野展裕氏率いる甲府との対戦。今季の甲府は、昨季の山口のキーマンだった小塚和季が活躍していることも重なって、「放っておいてもモチベーションが上がってくるような対戦」(霜田正浩監督)になりそうだ。
小塚との対戦を心待ちにしている選手の一人が、山口在籍2年目の佐藤健太郎。今季は負傷でピッチを離れた時期もあったが19試合に出場。ここ2試合は、これまで務めたダブルボランチよりやや高い位置でプレーし、「ゴール前のスペースに入っていく」ことを意識しているが、「まずは守備からゲームに入りたい」とボール奪取を狙っている。
佐藤は昨季、主にトップ下でプレーした小塚と33試合に出場。ファンタジスタ・小塚の特徴はよくわかっており、「コヅ(小塚)は危険なところでボールに触れるし、危険なところにボールを出せる。すごく怖い選手なので、あまりボールを入れさせたくない。前を向けるので、すごく危険な選手。自分が後手に回るようなポジションからスタートすれば、スッと体を入れられて前に入られてしまうと思う。90分間、丁寧に良いポジションを取りながら守備をしたいと思う」と警戒する。
ただ、警戒するだけでなく、「個人的にコヅがすごく好きだし、ファンです」と笑顔で明かした佐藤。ホームでの再会と熱戦に注目したい。
写真:松原純
(山口担当 松原純)
2018/11/09 13:17