松本U-18出身者として初めてのトップチーム加入選手のFW小松蓮が、存在感を高めている。7日に行われた栃木ウーヴァFCとの練習試合では長い距離を走ってのカウンターから得点を挙げ、フォアチェックなど前線での守備にも精力的な姿勢を見せた。栃木Uにはユース時代の恩師にあたる岸野靖之氏が在籍していることもあり、「高校時代とは違った姿を見せたいという思いがあったので、そのためにも点を取りたかった」。結果を出したことには、一定の手応えを得た様子だ。
この13日には、2018Jユースカップの1回戦が各地で行われる。2年前の同大会で松本U-18はベスト4進出を果たすなど大きな注目を浴びているが、このチームの主軸として活躍している小松も、後輩たちの奮闘にエールを送る。
「やはり気になります。相手の三菱養和SCは強いチームですけど、何が起こるか分からないのがサッカー。トーナメント戦では一つ勝つことで波に乗っていけるので、僕らのように上に行ける可能性もある。やはり強いチームを倒せば自信もつくし、何よりも楽しいですから、頑張ってほしいですね」
松本U-18が1回戦で対戦するのは、三菱養和SCとなる。プリンスリーグ関東で結果を残しているだけに冷静に見れば格上の存在だが、実際に2年前の松本U-18は格上の強豪を次々に破ってきた。その理由の一つとして、熱心なサポーターの存在が挙げられる。
「南長野での神戸U-18との試合も、多くの皆さん(入場者数:1,433人)の応援があったからこそ勝てたと感じました。サポーターの皆さんの声援は本当に大きいので、この試合もたくさんの方に応援してもらいたいと思います」(小松)
2018Jユースカップ1回戦・松本U-18 vs 三菱養和SCは、13日の14時キックオフ。会場はサンプロアルウィンだ。
写真:多岐太宿
(松本担当 多岐太宿)
2018/10/12 14:31