9月1日の第31節・山口戦で左ふとももを負傷し、離脱していた千葉のDFゲリアが先週から全体練習に合流。今節・熊本戦の復帰が期待される。
4月以来、実にリーグ21試合ぶりの先発となった山口戦では好パフォーマンスを披露した。フアン・エスナイデル監督に「ある程度、ポジションを勝ち取ったと思っている」と言わしめ、高評価を勝ち取っていた経緯がある。ゲリア自身も「チャンスがきたときに準備ができていないといけない。そこに目を向けてハードワークを続けてきました。みんなのフィーリングが合ったゲームだった」と手ごたえ十分だっただけに、残念なケガとなってしまった。
ただ、「過ぎたことなのでこれから目を向けるのは次のゲームです」とすでに気持ちを切り替えてもいる。16位に低迷しているチーム状況には危機感を抱いており、「チームとして戦うことができれば、自分たちは申し分のない力をもっている。自分としては戦う姿勢や人間性など自分の強い個性を出していくことが勝負の分かれ目になってくると考えているので、そういう姿勢を全面に出していきたい」と残り7試合の意気込みを語る。
母国の豪州を離れ、Jリーグに飛び込んだ1年目。日本の文化やライフスタイルなど慣れないことだらけだった。それでも、「何もかもが新しく、順応しなければならないことも多かったので大変な部分はあったのは事実だけど、一つでも多くの言葉を覚える努力をしたり、日常生活でできることに取り組んできた。いまは100%とは言えませんが、順応していっている状況ですね(笑)」と来日からの7カ月を振り返る余裕もできた。
リーグ戦終了まで2カ月弱。普段は読書が趣味で知性を漂わせるゲリアにとって、異国での新たなチャレンジを有意義なものにするためにも、この2カ月間の結果が重要になるのは言うまでもない。
(千葉担当 大林洋平)
2018/10/06 13:00