10月18日に開幕するAFC U-19選手権に挑むU-19日本代表のメンバーに選ばれたGK大迫敬介は、「(U-20)W杯を経験できるとできないではぜんぜん違う。まずW杯の出場権をとって、優勝を目指していきたい」と意気込みを語った。
チーム立ち上げから常にメンバーに名を連ねてきたGKは、影山雅永監督が明るさを特徴にあげたチームの中で「弄ったり弄られたりしてます」という立ち位置だと言い、「食事会場は朝食のときから騒がしいくらいみんな元気ですし、下の年代もどんどん先輩を弄ってくる。すごくいい雰囲気です」と笑みを浮かべた。
ただ、GKのポジション争いの話になると表情は引き締まった。
「競争は本当に激しい。今回選ばれた谷(晃生)と若原(智哉)はJ2、J3の試合に出ている。だからこそ負けたくないって気持ちもあるので、しっかりと自分を出していきたいです。僕は試合に出れない中でガンガン悩んでますけど、自分と向き合う時間がすごく増えていて、自分の中でプレーを改善していくことができていると思っている。だから今の状況でもポジティブに捉えていますし、積み上げてきたものを出していきたいです」
U-16日本代表から年代別代表のゴールを守ってきたGKはプロに入って大きな壁と向き合っているが、自分の積み上げてきたことを信じてインドネシアへと向かう。
(広島担当 寺田弘幸)
2018/10/04 18:10