清水は10日、三保グラウンドで紅白戦を行った。30分×3本の予定で行われた試合、1本目は0-0のスコアレスで終えるが、メンバーが入れ替わった2本目からゲームが動く。
2分、FW金子翔太の右CKをファーでDF立田悠悟が押し込み、レギュラー組が先制。さらに、11分には金子がドリブルでゴールライン際まで持ち込んでマイナスのクロス、これをFW北川航也が合わせて2点目を挙げる。さらに、ここから次節のキーマンが見せる。
8月29日のJ1第18節・横浜FM戦で右足関節を捻挫し、全治4週間の診断を受けたFWクリスラン。驚異的な回復を見せている助っ人は、この日の3本目に出場する予定だったが、FWチョン・テセが足の張りを訴え、急きょ2本目序盤から出場していた。19分にはペナルティーエリア外から強烈なシュートを放ち、GKがはじいたところを金子が押し込むなど、3点目の起点になる。
そして3本目の5分にはFW村田和哉のクロスにファーで自ら合わせて4点目、18分にはカウンターからディフェンスの裏に抜け出してFW長谷川悠のゴールをアシスト。クリスランがレギュラー組5得点のうち3得点に絡む活躍を見せた。
「復帰してすぐにゴールを決められて安心したし、自信もついた」
週末の第26節・柏戦に期待をもたせる内容になった。
写真:田中芳樹
(清水担当 田中芳樹)
2018/09/11 07:00