5日のトレーニングでは今節・大分戦に向けたテーマを落とし込んだが、GK陣には澤村公康GKコーチによる“ノック”が行われた。
「大分のアタッカーはパンチ力がありますし、近距離からの振り向きざまのシュートやブレ球のミドルもあります。そういうボールのスピードに目を慣れさせるために、軽く空気抵抗の少ないバレーボールを使って。キックだと出どころが下ばかりになるので、少し高いところからのボレーもイメージして、バットで(笑)」と澤村GKコーチ。小学生時代は東京都選抜でキャプテンを務めたこともあるらしく、掛布雅之さんに憧れていたというだけあってバッティングフォームもなかなか。
熊本在籍時に指導したGKシュミット・ダニエル(仙台)が森保ジャパンに選出され、アンダー世代からフル代表まですべてのカテゴリーに教え子を日本代表に輩出したことになる澤村GKコーチ。こうした工夫を凝らしたトレーニングメニューの豊富さも、その背景の一つにある。
写真:井芹貴志
(熊本担当 井芹貴志)
2018/09/05 16:29