20日に湘南から育成型期限付き移籍で徳島加入が発表された表原玄太。子どものころは徳島の下部組織で育った徳島県出身の選手だ。
「ジュニアユースまで(徳島の下部組織に)いて、ユースの練習にもいっていた。そのときユースにいた選手がトップチームに練習参加していたりもして、トップチームをすごく近い存在に感じていた。いつかプレーしたいという思いがあった」
表原少年にとって、最も身近なJクラブは徳島ヴォルティスだったはずだ。その証拠に「観戦というより、中学1・2年生のときはボールボーイをしていた」と子どものころを振り返ると、J参入直後に活躍した片岡功二、大場啓、林威宏、挽地祐哉といった選手の名もスラスラと口にした。そして、「実は今年も湘南がオフのときにプライベートで第19節・山口戦(1●2)を見にきていました」といまでも気にかけるクラブである様子だ。
今回の移籍に際し、湘南の曺貴裁監督からは「量の部分。何度も繰り返すところがお前にはちょっと足りない」と指摘を受けたそう。その部分を意識しながら「得点やアシストにつなげていくプレーをやっていきたい」と終盤戦に向けて意気込みを言葉にする。
今節・大分戦のタイミングで登録は完了見込み。まずは出場機会をつかみ、チームの勝利に貢献してもらいたい。
(徳島担当 柏原敏)
2018/08/23 18:15