磯村亮太が新天地での決意を語った。
先週、新潟から長崎への加入が発表された磯村。選手登録が完了した直後のJ1第20節・浦和戦では後半途中から出場し、早速、長崎でのデビューを飾った。新潟では主将を務めながら長崎への移籍を決めただけにその決意は強い。
「名古屋のユースからトップチームに上がって長い期間をグランパスで過ごしました。そこから新潟に初めて移籍をしてみて、サッカー選手としての時間というのは限りあるものだと危機感をすごく感じました。ただ、主将という立場があったし、新潟も苦しいシーズンを過ごしていた。そこの責任もすごく感じていたので悩みましたけど、チャレンジしたいなと最後は思って決めました。本当に悩みました。悩んだし、自分自身、どうしたらいいのか分からなかったというのが正直なところ」
と、かなりの葛藤があった末の決断だったようだ。新潟ではJ1昇格を目指すシーズンだったが、新天地となった長崎では目下の目標はJ1残留。違った形でのチャレンジとなる。
「長崎は一体感があるチームだなと感じますし、去年のイメージよりもすごくボールを大事に保持して攻めていくのが印象的です。自分が入って何か、いい変化をつけないといけないと思うし、そのためにどういうプレーが必要なのかは、いろいろあると思います。まだ来て間もないので自分自身も長崎のサッカーをすべて理解できたわけでもない。しっかり整理しながら、自分のプレーをしっかり表現できるようにしたいです」
長崎での抱負をそう語った磯村。J1残留に向けてここから厳しい終盤戦に向かっていく長崎にどういったものをもたらせるのか。磯村に懸かる期待は小さくない。
(長崎担当 杉山文宣)
2018/08/08 15:42