7月4日の練習後、レノファ山口FCのクラブハウス(山陽小野田市スポーツ交流施設)で記者会見が開かれ、霜田正浩監督と武石康平テクニカルコーチが今季の前半戦を総括した。
会見では、明治安田J2第20節までのデータを示しながら、「自分たちが主体となって相手ゴールへ向かう」というコンセプトに基づいたプレーモデルが「どのくらいできていたか、できていなかったか」を振り返った。
開幕戦~第10節と、第11節~第20節の数値を比較すると、1試合平均のシュート本数やペナルティーエリアへの侵入回数など多くの数値が向上。攻撃回数の数値はやや減少したが、「勢いよくカウンターアタックを仕掛けていた今季序盤と、安定して戦えるようになって攻守の切り替えが減った今のプレーの細かな変化によるもので、ネガティブなことではないと捉えている」と武石コーチ。
霜田監督は「前半戦はまずまずの数値が出ていて、練習の満足度も非常に高くなっている。トータルでいえば習熟度は70%」と話し、後半戦に向けては「僕たちのプレーモデルを分析して相手は対策を練ってくる。前半戦でできたから後半戦もできるとは限らないし、これだけではダメだと思う。対策を上回るプランを持てるかという部分も含めてさらに成長を促したい」と話した。
写真:松原純
(山口担当 松原純)
2018/07/06 19:31