京都は29日、DF冨田康平(早稲田大)が来季のトップチーム新加入選手に内定したことを発表した。
埼玉県出身の冨田は、浦和高から早稲田大に進学。大学ではスタミナとスピードを兼備した左SBとして活躍している。小島卓強化部長によると、冨田は「スカウトの中山(博貴)が早い段階から目をつけていた選手」。今季から強化部でスカウトを担当しているクラブのレジェンド・中山博貴氏が見初め、入団内定に至ったとのことだ。
評価しているポイントについては、「初速からスピードがあってフィジカルの強さもある。すごく謙虚で人間的にも素晴らしい。でも、一番評価しているのは、グラウンドで100%の力を出し切れるプレーヤーだということです」と明かす。また、「実際に会うと、体幹が強くて、すごい体をしている。長友選手に似たタイプ」と、同じ左SBの日本代表DF長友佑都(ガラタサライ)を引き合いに出し、即戦力として期待を寄せる。
今季の京都は2種登録のMF福岡慎平、MF上月壮一郎がすでにトップチームデビューを果たしており、この二人も京都U-18からのトップ昇格が濃厚。だが、小島卓強化部長は「有望な若い選手を集めたい」とも話し、今回内定が発表された冨田を加えた3人以外にも、さらなる新加入選手の獲得に動いていることを示唆している。
(京都担当 川瀬太補)
2018/06/29 11:15