20日、板倉滉が仙台の全体練習に復帰。参加したトゥーロン国際大会や、W杯開幕戦中継のスタジオゲスト出演を振り返った。
板倉は椎橋慧也とともに、仙台からU-21日本代表としてトゥーロン国際大会に参加。仙台のオフが明けた20日に、約一ヶ月ぶりにチームメートとの練習に復帰した。同年代の国際大会の経験も豊富な板倉だが、今回の遠征でも多くのものを得たという。「個人で打開する力も、個人で(ボールを)奪いきる力も差を感じました。どんなにいい戦術も、個人の勝負で負けてしまっては機能させられないので、もっと勝負にこだわらなければ」と、反省の念を込めて振り返った。
また、板倉は帰国後、チームのオフ期間だった日本時間14日から15日にかけ、W杯ロシア大会開幕戦・ロシア対サウジアラビア中継のスタジオゲストとしてNHKに出演。「生放送は緊張しますね。自分でも顔がひきつっているように感じました」とのことだった。
2年後の東京五輪代表の世代である板倉は、同大会で開催国での開幕戦を迎える可能性もある。今回のW杯開幕戦中継に関われたことについては、「画面越しにも、70000人を越える会場の熱気を感じました。そういう場にプレーヤーとして立ちたい」と、感慨深そうだった。「4年後のW杯にも関われるようになりたい」と、さらに先も見据える板倉。まずは公式戦日程再開後の活躍を思い描き、仙台の練習に戻って汗を流している。
写真:板垣晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2018/06/20 17:07