金沢のMF杉浦恭平が、前節・栃木戦に先発。J通算出場試合数を「149」とし、通算150試合の節目が目前に迫っている。
杉浦は「まだまだですね。(プロになって)もう12年。少ないくらいですよ」と話し、「積み重ねだと思うのでしっかりやっていきたい」と続けた。これまで毎年コンスタントに試合に絡んできたわけではないが、金沢に完全移籍加入した昨季は自身のキャリア最多の37試合に出場。今季は現時点で17試合に出場している。
金沢ではFW起用も珍しくなく、栃木戦も前線でプレー。「攻撃のときに恭平が(間のスペースに)下って何度か受けている。そうすると向こう(相手)もだんだんやばいなとなっていけなくなったり、ちょっと絞ったりする。そうするとサイドにスペースができる。そういう効果がうまく出せた」(柳下正明監督)。
パワーやスピードを強みとする選手が多い金沢において技巧派の杉浦は貴重な存在で、戦術理解度も高い。柳下監督はビルドアップに長けたチームとの対戦など、攻守におけるタスクの遂行がより重要になる試合でも、杉浦を前線で起用している。
「他のFW陣とは違った自分なりのプレーを出していけたらよい。間で受けて前を向いて、周りを活かして気持ちよくプレーできるように。その中で自分もしっかり結果を残せるようにやっていきたい」と、杉浦は勝利に貢献するプレーを思い描く。
(金沢担当 野中拓也)
2018/06/20 16:41