磐田は8日、JリーグYBCルヴァンカッププレーオフ第2戦・G大阪との一戦に向けて試合会場となるヤマハスタジアムで、約1時間の全体練習を行った。全体練習では、11対11の紅白戦を実施し、その中で試合終盤に想定されるパワープレーの確認などさまざまな状況を想定した戦術的なトレーニングが行われた。またPK戦も想定し、居残り練習の中で全員がPKを1本蹴るなど重要な一戦を前に入念な準備が行われた。
0-1のビハインドでスタートする第2戦は、アウェイゴールを与えると勝ち上がりが難しい状況となる。だからと言って得点を奪えないことには、勝ち上がりの可能性も見えてこない。そのような難しい試合運びが予想される状況について指揮官は、「(失点しないことも)もちろん大事。だけど消極的にはならないように積極的にやらせるつもり。攻撃的にゴールに向かう回数を増やすことの徹底が重要」と普段通りの積極的なサッカーで立ち向かう重要性を説いた。
また試合を左右するポイントとして「川又が点を取れればチームは流れに乗る」とエースのJ1第13節・柏戦以来のゴールに期待を寄せた。その川又堅碁は、「2-0以上で勝つだけ。チームで良い準備をして、強い気持ちを持ってやっているので、ちゃんと結果として結びつけるようにしたい」と試合に向けて意気込んだ。
サックスブルーにとってこの第2戦は、7年ぶりのベスト8進出を懸けた一戦となる。ノックアウトステージ進出は、さらなるチーム力向上に向けて重要な意味を持つ。指揮官は、「7年間そのステージに行ってないから、上のステージに行って、サポーターにまたタイトルが近づいてきたねという空気感を出すことも大切。そのために自力で上のステージ進出を勝ち取りたい」とノックアウトステージ進出に向けて意気込んだ。
さらなる上のステージ進出のために、そして8年ぶりのタイトル獲得に向けて1歩前進するために、劣勢な状況を跳ね返し、逆転でのノックアウトステージ進出を勝ち取りたい。
(磐田担当 森亮太)
2018/06/09 09:55