今季、早稲田大から加入した山形のルーキーDF熊本雄太のプロA契約締結が6月1日、クラブからリリースされた。
熊本がA契約の条件に達したのは明治安田J2第13節・讃岐戦。第3節・熊本戦でデビューすると、長身を生かしたヘディングの強さとフィード力で先発メンバーの一角に食い込んだ。その後、第7節以外の試合でフル出場を続け、条件である900分出場に到達した。
A契約の条件を満たした直後に話を聞いた際には、「けがをして入ってきたので、今年中になれればいいかなあという思いでした」と、早い時期での出場時間900分到達に本人もまだ実感が沸いていない様子。それでも、「契約内容が上がることで責任とか、プロとしてやっていく自覚というのは芽生えたかなと思います」と話し、「ベテランの選手だったり周りの選手の助けがあったからだと思っているので、これからはちょっとずつ返していけたらいいなあと思います」と決意を語っていた。
今節・岡山戦は常に隣でプレーしていた栗山直樹が出場停止となるが、「僕はクリくんがいる中でプレーしてきて、いないのといるのとでは違いは大きいですし、存在感を出していた。それ以上のものを出さないと試合には勝てないと思うので、そういうところにチャレンジしていきたいと思います」と意欲を見せていた。
写真:佐藤円
(山形担当 佐藤円)
2018/06/01 20:38