神戸の三田啓貴は25日、新加入のスペイン代表MFアンドレス・イニエスタに背番号8を譲ることを快諾したことを明かした。前日24日には直接電話で話したといい、「一緒にプレーできるのが楽しみ」と待ちわびた。
事前にクラブからイニエスタ加入を知らされた三田。「8番」は、15年まで在籍したFC東京でもつけていた背番号であり、「こだわりはある」のが本音。それでも、「『(イニエスタに)8番をあげたい』ということを伝えられて『どう思う?』って言われたので、イニエスタは自分が憧れた選手でもあったし、来ていただけるなら『譲らさせていただきたい』って(笑)」と快諾したという。
24日に都内で開かれたイニエスタの新加入会見後、スポーツ・ダイレクターを務める三浦淳寛氏から電話が入った。楽天の三木谷浩史会長兼社長から「隣にイニエスタがいる」ことを告げられ、三田はイニエスタから直接、感謝を伝えられた。
「『背番号、譲ってくれてありがとう』って直接電話をいただいた。本当にうれしかった。憧れの選手だったので、逆に光栄ですと。これから一緒にプレーできるのが楽しみ、W杯頑張ってくださいということを伝えました」
前日24日は足にハリを訴えて別調整だった三田だが、この日はハードなミニゲームも消化。「ボールの置きどころ、運び方っていうところは見て学びたい。バルサの組織だったり、どういう練習をやってるのかとか、バルサは大好きなんでいろいろ聞いて盗みたい」とイニエスタと一緒にプレーする瞬間を待ちわびていた。
なお、Jリーグ規約ではシーズン途中の背番号変更は認められていないが、クラブは「あらゆる可能性を考えて調整中」としている。
写真:小野慶太
(神戸担当 小野慶太)
2018/05/25 18:30