23日の愛媛の練習は深い霧に包まれた中で行われた。
愛媛が練習場とするレインボーハイランドは山間に位置しているということもあり、時々濃い霧に見舞われることがあるが、この日は練習をとおして霧が晴れることはなかった。
そんな特殊な状況に川井健太監督は「(霧で)見えづらいからコミュニケーションとってやろう」と選手たちに声かけ。幻想的な霧の奥からは選手たちの激しい声が鳴り響いたが、ピッチの外からは練習の様子をうかがい知ることは困難だった。
FW西田剛いわく、ピッチ内では「意外と中では見えているんですよ」とのことだったが、その視界も約20、30mほど。「逆サイドはほぼ見えない」という状況ゆえに、見えないところから飛んでくるクロスには戸惑ったという。
チームを苦しませたそんな霧は、皮肉にも全体練習が終了すると同時に消えていった。
写真:松本隆志
(愛媛担当 松本隆志)
2018/05/24 07:00