前節・愛媛戦を2-1で勝利し、アウェイで今季3勝目を挙げた京都。最下位だった順位を20位まで浮上させる価値ある1勝となったとともに、大野耀平、岩崎悠人の若手FW二人にそろって今季初ゴールが生まれ、チームにとって収穫の多いゲームとなった。
先制ゴールを挙げた岩崎に話を聞くと、「クロスに入るタイミングがすごくよかったし、ホンちゃん(本多勇喜)も間に落とすいいボールを入れてくれましたね」と手ごたえを感じる1点だったようだ。
今季ここまで下位に沈み、京都は苦しい状況にあるが、岩崎自身も常連だった東京五輪世代の代表で選外が続き、不本意なシーズンを過ごしてきた。だが、いまはチームでのプレーに集中すると明言する。「いまの状況で選ばれるとは思っていませんから。全然、点もとれていなかったし、チームを勝たせることもできていない。いまは京都で頑張ります」。
「これをいいきっかけにしたい」という言葉どおり、本人も待ち望んでいた今季初ゴールが、京都と岩崎自身の反撃の狼煙となることを期待したい。
写真:川瀬太補
(京都担当 川瀬太補)
2018/05/23 17:14