仙台のDFキム・ジョンヤが、長い時間を過ごした吹田での一戦に向け調子を上げている。
キム・ジョンヤは、今季にG大阪から仙台へ完全移籍で加入。力強く、また気が利いた守備でチームに貢献している。2日に行われるJ1第12節で、仙台はアウェイのG大阪戦を迎えるが、これがキム・ジョンヤにとっての仙台加入後初めてのG大阪戦となる。
駒澤大卒業後、11年から17年まで所属(13年は鳥栖に期限付き移籍)していたG大阪が相手となる一戦。「空回りすることなく、勝点3をとりたい」と、“古巣戦”に向けた心境を口にしたキム・ジョンヤは、「特に前線にクオリティーの高い選手がそろっているし、一発で(ファン・)ウィジョが仕留めることもできる。それに、押し込まれてもコンビネーションで攻めてくる力があります」と勝手知ったる相手を警戒する。
16年から慣れ親しんだパナソニックスタジアム吹田での試合ということについては、「人が入ればすごい雰囲気になるところだし、そうなったときにも相手の勢いに対してバタバタせず戦う」と意気込む。現在の仙台は3試合連続で複数失点を喫している厳しい状況だが、キム・ジョンヤはこの一戦に向け「どんな形で守ることになっても、人に対してしっかり当たる、という意識を忘れずもちます」と、チームの勝利への貢献を誓った。
写真:板垣晴朗
(仙台担当 板垣晴朗)
2018/04/30 16:16