先日の鹿島戦では逆転勝利を収め、名将として地位を確立しつつあるベルデニック監督。試合後に「選手にはミスをする権利がある」と発言。失敗に対して寛容な態度を示し注目を浴びた。チーム躍進の理由のひとつに若手育成があるが、何か秘訣はあるのだろうか。
本人が好きな監督はアーセナルの・アーセン・ベンゲルだ。理由を尋ねると「じっくり時間をかけて若手を成長さえ、一つのチームをつくるところ」。
若手の中でも成長著しい高橋祥平だが、開幕の清水戦の失点で試合後は苦しんだ。そんなときも「J2からJ1にきて、時間が必要なことは誰にでもある」と遠くから見守った。そして高橋を信じて使い続けた。その結果が、鹿島戦でのマン・オブ・ザ・マッチに選ばれるほどの大活躍だ。この監督の下、若手とベテランは融合し、チームは15試合連続無敗をさらに更新していく勢いである。
(大宮担当 上野直彦)
2013/04/02 17:26