C大阪にとって、リーグ戦における今季初勝利を目指す今節の湘南戦。とりわけこの一戦を楽しみにしている選手が、29日に行われた紅白戦で1得点1アシストと気を吐いた高木俊幸だ。
湘南の梅崎司とは、浦和で3年間ともにプレー。「お世話になった先輩。(第2節・)札幌戦のときの駒井(善成)しかり、お互い、新しいチャレンジをした者同士として、違うチームでまたこうやって対戦できることは刺激になる」と話す。
また、開幕から4試合、3バックの右を務めている湘南の山根視来とは、「(山根の)兄が僕と同い年で、あざみ野FCで一緒にやっていた幼馴染」という間柄。「あざみ野FCは土日や祝日しか活動がなかったので、平日は毎日、公園で一緒にボールを蹴っていた。僕がまだサッカーを始めたばかりの、リフティングが数回しかできなかったころ、山根のお父さんにサッカーの基礎の基礎を教えてもらった」そうだ。
当時の様子についてさらに尋ねると、「僕と次男(善朗)と山根兄弟で、“高木対山根”の2対2もよくやっていた。全員、負けず嫌いだった」と懐かしそうに振り返った高木。「山根が大学を経てプロになったと聞いたときはうれしかったし、J1のピッチで対戦できることは喜ばしい。先発はまだ分からないけど、お互いに出ればマッチアップすると思うので、かなり楽しみ」と今節に思いを馳せた。
文:小田尚史
(C大阪担当 小田尚史)
2018/03/29 18:24