3日の明治安田J1第2節・浦和戦でチームを逆転勝利に導く活躍を見せた広島の川辺駿。日本代表のハリルホジッチ監督の目にも留まるプレーを見せた背番号36は、「得点シーンは相手がズルズルと下がってくれてゴール前に入っていけただけですけど、前への推進力は自分の持ち味。ゴールへ向かうプレーを見せていきたい」と10日の第3節・鹿島戦に向けて意気込みを語った。
昨季は磐田の一員としてカシマスタジアムで3-0の快勝を収めているが、「そんな試合にはならないと思っています。そんなに点を取れる相手ではない。気の抜けない相手だなってすごく感じたんで、いい準備をしないといけない。まずはしっかりと相手に対応しながら進めていきたい」と気を引き締める。
浦和戦では後半途中にティーラシンに代わって柴﨑晃誠が入り、川辺がトップ下にポジションを移したことによって攻撃のリズムが生まれた。前節の成功例を踏まえ、城福浩監督はどんな形で川辺の能力を引き出してチームの勝利につなげていくのか。指揮官の采配も楽しみだ。
(広島担当 寺田弘幸)
2018/03/09 21:14