2月24日にエディオンスタジアムで札幌との明治安田J1開幕戦に挑む広島。試合前日の練習は非公開にした城福浩監督はセットプレーを主に確認したことを明かした。今季の一つのテーマに、指揮官はセットプレーの改善を掲げている。
「今日の練習はセットプレーをメインにやりました。去年はセットプレー絡みの得点が5点で失点が18失点。もちろんセットプレーになるまでの展開が大事になるんですけど、この数字を逆にするためにはいかに緻密に集中力をもって点を取りにいけるか、失点を抑えられるか。今日はクローズして集中度合いを高めて緻密に確認しました。セットプレーは試合の中でキーになると思いますし、シーズンをとおして5点しか取れなければ難しいシーズンになるので改善していきたい」
全体練習が始動してから開幕まで約1カ月と準備期間は短く、ティーラシンの合流が2月に入ってからだったこともあって城福監督は急ピッチでチーム作りを進めてきたが、開幕戦を目前に控えた心境を問われるとリラックスした表情を浮かべた。
「サッカー王国・広島の実績のあるクラブなので、自分の中でやらなければいけないという考えが先にあって重圧をもっと感じるのかなとも思っていたんですけど、自分でもびっくりするくらい楽しみです。選手たちと一緒に新しいものを生み出していくスタートの日という意味ですごく楽しみですね」
いよいよ明日、城福新体制が第一歩を踏み出す。
(広島担当 寺田弘幸)
2018/02/23 18:44