12月8日、来季からの新加入が決まっている中央大4年・三島頌平(岐阜県多治見市出身)が北西部運動公園にて行われた岐阜の練習に参加した。
三島はプロサッカー選手として一歩目を踏み出すことになった気持ちを「素直にうれしい。地元のチームでプロ生活をスタート出来る喜びを感じています。クラブのJ1昇格に向けた力になれたらいい」と語った。続けて、「ボールに多く触りながら、攻守におけるゲームメイキングを得意としている。その部分を(プロ生活の中で)出していければ」と自身の特徴を説明。「大木監督が就任して、岐阜はパスをつなぐサッカーを展開してきました。自分には合っていると思う」と今季の岐阜のサッカーにフォーカスしつつ、「ここに入って活躍したいと思った」と来季から始まるプロ生活への意欲をのぞかせる。岐阜には中央大学時代の先輩である古橋亨梧も所属しており、「いろいろと相談しています。(練習などへも)入っていきやすいですね」と和かに大学時代の先輩後輩関係の良好さを語った。
三島は高校時代、鹿島からの期限付き移籍により徳島に所属している杉本太郎と帝京大可児高で同期の仲。取材の中で戦友の話が話題に上ると、「二日前くらいに連絡をとりました。来季に戦えたら」と戦友との試合を心待ちにしている様子を見せ、同時に大学時代にも頻繁に連絡を取り合っていたことや新幹線のホームで偶然に再会したエピソードなどを笑いも交えて語り、杉本との良好な関係を強調した。
自身の目標とする選手に同じ中央大出身の大先輩である川崎F・中村憲剛を挙げて、「決定的な仕事ができる選手になりたい」と力強く宣言した三島。岐阜県多治見市出身、岐阜県産である中盤のテクニシャンの加入が、来季の岐阜の飛躍へとつながるか。
写真:岩波陽平
(岐阜担当 岩波陽平)
2017/12/08 17:16