神戸のFW渡邉千真に第1子が誕生した。夫人は5日に川崎市内の病院で3,660kgの女児を出産。8日にクラブを通じて発表された。
2日のJ1最終節・清水戦の翌日から4日間のオフを取っていたチームは、7日からトレーニングを再開。練習が終わると、芝生の上でチームメートから渡邉に「おめでとう」の声が飛んだ。田中英雄は水シャワーで祝福したが、この日は厳しい寒気が訪れた練習場だっただけに「さっむ」と渡邉は苦笑い。それでも、くだけた笑みに感謝を込めた。
ちょうどオフのタイミングだったこともあり、出産に立ち会うことができたという渡邉。「感動した。うれしすぎた」と相好を崩した背番号19は、「奥さんが頑張っているのを近くで見て来たし、なおさら良かった。無事に生まれて良かった」と夫人を労い、母子ともに健康なことを喜んだ。
さらに、“どんな家庭を築きたいか”を尋ねられると「明るくて笑顔が絶えない家庭を……ベタすぎる?」と自らツッコミを入れて笑わせた渡邉。「新しい家族ができた。選手としてもそうだし、パパ、父親として頑張んなきゃいけないと感じている」と父としての自覚を口にした。
そして、「娘に自分がサッカーをしている姿を見せたい。物事が分かるまではやりたいし、頑張ってる姿を見せたいですね」とも続け、言葉に中に強い愛情を込めていた。
J1リーグ戦のラスト3試合でいずれも得点を記録するなど、勝負強さを見せつけた渡邉。12月23日に天皇杯準決勝・C大阪戦を控えるなか、公私ともに充実した主将がチームを引っ張っていくことになりそうだ。
(神戸担当 小野慶太)
2017/12/08 16:43