熊本は25日、ユースに所属するDF衛藤幹弥の来季トップチーム昇格が内定したことを発表した。
先日行われたJユースカップでは2回戦で浦和レッズユースに0-2で敗れたが、1回戦のギラヴァンツ北九州U-18戦では延長戦にもつれながら6-2で大勝。衛藤はCBフル出場し、後方からゲームを組み立てるだけでなく、延長前半にCKからチームを勢いづかせる勝ち越しゴールを頭で決めるなど、精神的にもチームを引っ張る存在感を見せた。
ユースからのトップ昇格は、昨季のMF米原秀亮に続いて通算6人目で、クラブとしての選手育成が徐々に成果を出し始めたと言える。
アカデミーで磨いたパスの質や相手との駆け引きに自信を持つ一方で、これまでに何度か参加したトップチームのトレーニングでは「プレーや判断のスピード、アプローチの速さがユースとはまったく違ったので、早く慣れていきたい」と話している。
今シーズン途中から3バックの中央に入っているMF村上巧を身近な目標に掲げるが、「アカデミー出身選手としての責任を持って、自分のプレーを見て目標とされる選手になっていきたい。まずはロアッソ熊本で試合に出て結果を残し、将来は海外も視野に入れながら自分を高めていきたい」と、大きな目標も見据えている。
文・写真:井芹貴志(エルゴラッソ熊本担当)
(熊本担当 井芹貴志)
2017/10/26 19:54