現在3連勝中と、6戦未勝利の状態から好調に転じた福岡。いまのチーム状態をチームリーダーの一人であるDF岩下敬輔はどんなふうに見ているのか。
まず口を突いて出てきたのは「まだ何も得ていない」という厳しい言葉。「シーズンの最後までしっかりと戦い抜くためにも、そのことを選手全員が頭の中に置いておかなければならない」と続けた。
一方で収穫もあると話す。「闘う、という一番のベースを見せられていることは良いこと。その上でクオリティーの部分でも良いものを発揮できている」。
岩下が言う「クオリティー」は特に攻撃においての部分。「後ろから見ていても前の選手が自信を持って積極的にプレーしているシーンが増えていると実感している。それも“自分が、自分が”となり過ぎないレベルの、良い判断を伴ったものとすることで相手との違いを出せている」と、ここ3試合で7得点と好調な攻撃陣を分析している。
今節は大分との九州ダービー。
「ダービーということもあるけど、同じ相手に1シーズンで2度も負ける(開幕戦で1-2の敗戦)のはプロとしてダメなこと」
チーム一の負けず嫌いの“兄貴”は、いつも以上に燃えている。
(福岡担当 島田徹)
2017/10/12 18:47