金沢は25日、U-18に所属するFW谷口遼弥のトップチームへの来季昇格が内定したことを発表した。金沢のアカデミー組織からのトップチーム昇格はクラブ史上初となる。26日には、クラブハウスにて昇格内定会見が行われた。
谷口は石川県出身。アカデミー組織からのトップ昇格はクラブの悲願だった。「地域のクラブとしてツエーゲン金沢が根ざしていくため、地方のクラブとして少ない予算でJ1を目指す強いチームを作っていくためには、いかに地元の子供たちを育てるかが大きなカギ」(西川圭史GM)。
谷口は「今まで支えてくれた人たち、親やコーチ、チームメートへの感謝の気持ちを忘れずに頑張りたい」と話し、自身のストロングポイントに「狭いところでも前を向いてゴールへつながるプレーをすること」を挙げた。そして、「ツエーゲン金沢でしっかりプレーして代表とかにもつなげていきたい。一日でも早く中心選手になって、金沢をJ1に上げたい」と意気込みを述べた。
これまでトップチームの練習や練習試合にたびたび参加しており、プロのレベルを実感してきた谷口。記念すべき“トップ昇格第1号”として、大きな期待が懸かる。
(金沢担当 野中拓也)
2017/09/26 17:09