先週末はホームで磐田を撃破し、今季初の連勝を果たした。どの選手も「ここから勢いをつけていきたい」と力強く発するように、16日に行われる今節・神戸戦に勝てば3連勝となるだけに、ここはJ1残留に向けての山場とも言えるだろう。FW都倉賢やDF増川隆洋、DF田中雄大など、神戸を古巣とする選手も複数いるだけに、モチベーションもかなり高い印象だ。
その中でも、とりわけ強い意欲を感じさせているのがMFチャナティップだ。先週まではタイ代表としてW杯予選を戦い、敵地での豪州戦も難敵を相手にハードワークをしたばかり。前節・磐田戦の2日前に帰国し、チーム練習に合流したのが前日というスケジュールながら、磐田戦ではフル出場で勝利に貢献した。
「試合前も疲労はかなりあったけど、食事などをしっかりと摂って体力を回復させた」とチャナティップ。実際のところ、四方田修平監督も「70分くらいがメドかなと思っていたけど、動きが落ちなかったので」と、当初は交代も視野に入れていたが、それを覆すほどのハードワークを磐田戦では見せていたのである。「試合に出るからには、しっかりプレーしなければいけない」と強く意識をしていたとのことだ。
そうして迎える今週末の神戸戦は、前述したように3連勝が懸かる。チャナティップも「勝ち続けたい」と必勝態勢。「今週はしっかりと体力を回復させられる」とした上で「相手のポドルスキ選手はタイでも有名。すごい選手」と強く警戒するが、難敵相手にも「勝利への意欲は強い。みんなで勝ちたい」と、チーム一丸となって、万全のコンディションでFWルーカス・ポドルスキ擁する神戸も撃破するつもりだ。
(札幌担当 斉藤宏則)
2017/09/13 17:10