
大分において、FW伊佐耕平と並んで2試合連続ゴール中のMF鈴木惇。第29節・京都戦では、右サイドの流動的な崩しから松本怜のグラウンダークロスに走り込んでの同点弾。第30節・山口戦では87分、やはり狙いどおりの形から松本怜のクロスに飛び込んでジャンピングボレーで沈め、シーソーゲームに決着をつけた。
いずれも日頃から「まずは球際や切り替えで戦えないと戦術も表現できない」と話しているとおりの姿勢で挙げたゴール。「自分たちは組織でサッカーをするのだという形がしっかり出せたシーンだった」と得点場面を振り返った。
自身では自慢の左足でFKからの得点を狙って練習を重ねてきたが、ここに来て流れからフィニッシュに絡む機会が増え、「京都戦で良い形で崩せてタイミングが取りやすかったところから、キッカケがつかめたのかもしれない。積み上げてきたものが少しずつ出せている」と手応えを口にする。
2日のJ2第31節・群馬戦では、福岡U-18時代にトップチームでプレーしていた松下裕樹とのマッチアップが予想される。「キック精度やパンチ力など、自分もあのレベルにならなくてはならないと思っていた」と、第20節以来の再会を楽しみにしている。
写真:ひぐらしひなつ
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2017/09/01 17:51