山口は前節、小塚和季をトップ下に起用する[3-5-2]のシステムで戦った。
結果は大分に2-3で惜敗したが、カルロス・マジョール監督は「前線の小塚、岸田、(レオナルド・)ラモスのプレーはうまくいったと感じているし、ゴールチャンスも作れた」と内容を評価。今季残りの試合は、3バックでほぼ同じシステムで戦うと試合後に明言した。
小塚は今季、上野前監督の時には[4-2-3-1]のトップ下として起用され、マジョール監督就任後は左サイドハーフなどでも起用されてきたが、今後はトップ下で固定されそうだ。「2トップの下に入るのは、ボールを持ったときに二つ選択肢があるので、そういった面ではやりやすさがある」と話し、前節の2点目の場面を振り返り、「キシくん(岸田)が動いてくれたから、空いたスペースでラモスが決められた。合っているのではないかと思う」と手ごたえを感じている様子。
裏に抜け出すスピードが持ち味の岸田、ペナルティーエリア内で構えて力強いプレーを見せるラモスという特長が異なる2トップを生かすも殺すも、トップ下の小塚のパスさばきがカギになる。
「キシくんだったらスペースに出してあげればいい。ラモスはボールを収めるのが得意。それぞれの特長に合ったパスを意識している」と小塚。「次が勝負です」と力強く話す。
写真:田辺久豊
(山口担当 田辺久豊)
2017/08/30 10:03