前節、徳島に0-5で惨敗した山口。今週の練習初日(22日)、主将のMF鳥養祐矢は率先してチームに集中を促し、ときには厳しく声を張り上げた。「みんなが危機感を持ってやらないといけない。僕が感じている危機感を共有できるように、言葉と態度で表現していこうと思って今週の練習に入った」と厳しい表情で話した。
その22日の練習後には選手全員が参加しての食事会が開かれ、選手同士で意見を出し合い、話し合ったという。
24日の練習後、鳥養は「自分が思っていることを共有してもらえたと思うし、各自が思っていることを話してくれたので、これでまた一つになれるかなと思う」と、2日前よりも少し穏やかな表情を見せ、「みんなが練習から集中して全力でぶつかれるようになったし、チームとして良い方向に進んでいるように感じている」と話した。
「いまが勝負だと全員が分かっている。泥臭くても何でもいいので勝ち点を積み上げることが大事。一つでも上の順位で終われるように、戦う姿勢を前面に出していきたい」
『夏の維新劇場』と銘打った8月のホーム戦もいよいよ次節がラストマッチ。前節の大敗を契機に、ここからはい上がれるかどうか。いまこそ、今シーズンのスローガン『志 心ひとつに』の下、クラブ・選手・サポーター全員が一つになって戦うときを迎えている。
写真・田辺久豊
(山口担当 田辺久豊)
2017/08/25 07:00