前節・水戸戦で二人の退場者を出し、4人が出場停止という苦しいチーム状況で20日のJ2第29節・大分戦を戦うこととなった京都。染谷悠太が出場停止で高橋祐治が蓄積疲労による違和感を訴えて離脱中、さらには下畠翔吾が手薄なボランチに回る可能性がある中、CBに抜てきされる期待が高まっているのが、京都U-18から今季トップ昇格した麻田将吾だ。
今季はこれまで3試合に出場しているが、先発起用であればプロに入って2度目となる。初先発となったJ2第20節・金沢戦ではフィードのミスを繰り返し、ハーフタイムで交代を命じられるという悔しい思いを味わった。しかし麻田は、「金沢戦は力が入り過ぎていた部分があった。もしスタメンで出たら、同じことは繰り返さない」と、二の轍を踏むつもりはないことを強調。
そして自身の役割をこう話す。「試合に出続けていた人たちには、これまで助けてもらってきた。チームは連敗中だけど、(出場停止の多い)こういうときにしっかり結果を残すことが、試合にあまり出ていなかった自分たちの仕事。いままではほぼ何もできていなかったけど、チームを助けるプレーをして勝ちたい」。
大混戦の中位グループに辛うじて加わっているものの、京都の現在の順位は16位。J1昇格レースに生き残るためには絶対に落とせない一戦に、19歳のCBは「気負わず、普段どおりに、しっかりコンディションを作っていく」と平常心で挑むつもりでいる。
(京都担当 川瀬太補)
2017/08/18 19:23